タクシードライバーの高齢化問題

都内に限らずタクシーに乗ると、運転手さんと会話するようにしているだが、
まずは、「景気どう?」と聞いてみるが、悪いとの答えしか聞いたことがない。

タクシー会社勤務のドライバーさんは、おおむね、もう年金をもらっている方がほとんどで、
ほとんどが60歳以上の方にあうことがおおい。

この原因は、やはりタクシー運転手の年収が少ないので、若い人がタクシードライバーになろうと
思わない。
月15万程の月給では、自分だけで精一杯だろうし、まして嫁や子供など養える訳が無い。
だから、タクシードライバーさん曰く
「タクシーは高齢者専用の職ですよ。年金もらってる人がやるものです。」

だそうだ。

個人タクシーはどうだろうか。
平均年収.jpによると平均324万円である。
全国平均なので、都内だともっとおおいだろう。
年収500から600万円位がおおいと思われる。

あの有名な「カリスマ運転手」志茂田景樹の息子でも年収800万位稼いでいるので、
ここら辺が年収の上限だと思われます。

このくらいの年収があれば、十分に生活もしていけるし、嫁も子供も養うには十分であろう。

ただ、個人タクシーは現在、基本的には新規受付をしていないので、
既存の個人タクシー事業者から事業を譲渡するしかない状態です。

しかも資格要件で
「有効な普通第二種免許を有していること。
タクシー等の運転経歴が10年以上であること」
等の条件があり、若者がいきなり開業することができない。
なんでも10年は長過ぎる。

まずは、個人タクシーの組合に所属して、経験を積んで、譲渡人の紹介を待つのだが、
これが結構難しい。
待っている人が多いので競争率が高い。
勉強会なるものに参加して、テストで成績やよい人から譲渡がされる仕組みである場合がおおい。
譲渡自体いつ出るかもわからないのにである。

組合を何箇所も掛け持ちして在籍して勉強会出て、譲渡待ちする人もいるくらいである。

どうにかならんかこの状況。。。