個人タクシーのサービス向上策
今日は、個人タクシーのサービスの向上策について、考えたいと思う。
私自身は、マーケティングとかいう言葉が大嫌いで、そういうものを仕事にしている方達にもあまり、魅力を感じないので、
サービス向上策という日本語の題名にしたが、マーケティングのお仕事をされている方なら、
「タクシーのマーケティングなんちゃら」というような題名にするんだと思う。
要するに、平たく言えば、個人タクシーの売り上げをあげたいわけです。
タクシーの運転手であれば、毎日売り上げをアップしたいと思って運転されているはずです。
ここで、なぜタクシーではなくて、個人タクシーかと申しますと、僕個人が個人タクシーのこれからの可能性について
少し考えるところがあって、これから、タクシー業界全体の売り上げをアップさせていくには、まず、個人タクシーから
何かを変えないといけないと思うからです。
最終目標である、「売り上げアップ」にどのような導線で持っていくかを考得ましょう。
タクシーの売り上げ関数があるとして、変数は何か?ですね。
その変数によって売り上げ値がどのくらい変わってくるかをみながら、一番いい変数を見極めなければなりません。
タクシー売り上げ関数:f
変数:??????
では、変数を考えてみましょう。
•地域。都内か地方かで相当売り上げが変わる。また場所の選び方等も重要。
•時間。夜か昼か
•料金体系
•運転手
•その他サービス
これくらいでしょうか。
見た通りあまり、変数がありません。
しかも地域、料金体系については、法律で決められていて、基本タクシーはその営業区域内でのみしか営業が
できません。
自分の営業区域内で、病院、駅、コンサートホール等の人が集まりやすい場所の選択はできますが、
このタクシー過多の世の中、どこも既にタクシーでいっぱいかと思います。
そこで、各タクシー会社は、なるべく売り上げをアップさせるべく、その他サービスの拡充をやっています。
具体的には、
妊婦向け:妊婦を玄関から病院まで付き添う。
子供向け:夜に子供の塾からのお迎え
高齢者向け:福祉タクシー
介護タクシー:介護士の資格をもった乗務員が対応
等があります。
面白いサービスとして以下のような物があります。
買い物代行:買い物を代行してくれて、買ったものを配送してくれる
デリバリー代行:デリバリーしていない店の商品を届けてくれる
お墓参り代行:お墓参りを代行してくれる
各社とも知恵をしぼって、顧客のニーズをとらえ、自分とこのタクシーを選んでくれるように、
サービスを出しています。
しかし、これが示すのは、タクシーって差別化が難しいということを意味しているんだと思います。
上の面白いサービスなどは、もうほぼタクシーに関係がなくなっています。
完全に何でも屋さんです!!!
気持ちはわかるんです!
売り上げをなんとかアップしたいという切実な気持ちが。
しかし、こういった、タクシーと関連性の少ないサービスが売り上げアップの本流になるわけがありません。
また、妊婦向け、子供向け、等のサービスも既に、多くのタクシー会社がやっていますし、
サービスとしては、すばらしいと思うのですが、売り上げを劇的にアップさせるほど、利用者数が多いサービスではありません。
介護タクシー、福祉タクシーは、高齢者社会で、ニーズがあるサービスだと思いますが、
既に多くの会社が、提供しているサービスで、あってあたりまえのサービスだと思います。
また、ある会社では、運転手の接客態度に力を入れている会社もあります。
こちらも別のブログで書きましたが、顧客がそれを求めているかというと、そんなに運転手の接客態度に価値を
置いているわけではありません。
では、次回、これをふまえて、より顧客を開拓し売り上げをアップする新しいサービスを考えたいと思います。