消費税10%とタクシー

自民党で消費税10%へアップが議論されています。

最近の燃料高騰と消費税10%増税はタクシー業界へ少なからず影響を与えております。

こういった業界への悪材料は、結局は末端のタクシードライバーへのしわ寄せとなります。

交通会Webニュース(http://www.kohtsukai.net/backnumber/141013/141013.html)によると、

今月8日の全タク連正副会長会議で、運賃改定か、燃油サーチャージの導入かが検討されたようです。

飛行機でおなじみの燃油サーチャージがタクシーでの適用となると、まず、利用者になじみがなく、また、燃油コストの増減によって、燃油サーチャージ料金の増減となることから、それをタクシーの料金メーターへの反映がその度に必要となる。

タクシー利用者からすれば、先月は燃油サーチャージが変わるたびにタクシー料金が変わってくるし、また、タクシー業界もその度に国土交通省へ届け出をする必要があるのか、なども問題になってきます。

また、タクシー料金を計算するシステムの変更も必要になってくるので、その費用もかかると思われる。

タクシーの利用者からすれば、結局料金メーターに出た料金を支払うだけなので、特に混乱はないかと思うが、初乗り運賃が変更になる場合は、少なからず影響がでてくる懸念がある。

現在の都内初乗り730円が800円になれば、タクシーの利用を躊躇する客層が必ず出てきます。

その辺りをうまく回避できるのであれば、料金値上げもやむなしであろう。

ただ、こういった料金値上げを議論するのであれば、同時にタクシーのサービス改革も一緒に議論してほしい物である。

利用者が、料金の値上げ分を容認できるようなタクシーサービスの拡充をして、利用者に納得してもらうようにしてほしいと思う。